指宿は「いぶすき」と呼ぶことはよく知られているが、なんで指宿なのかは実は諸説あってどれが本当なのか解からないらしい。
古代の言語「イベシユケ」(物を煮るの意)、あるいは「ユプシキ」(温泉を噴き上げる所の意)が語源であるという説がある。
また、観光パンフレットなどによれば「湯豊宿」、「湯豊の里」に由来するなんてぇーのもある。
ワシ的には「湯豊宿」が好きなんだが、いずれにせよ古来から指宿は温泉の里として有名であったことは理解できるだろう。
この湯量豊富な温泉地でも、昔の一時期、温泉熱を利用した製塩や園芸などのために、無秩序な温泉井戸の掘削と大量の温泉利用が行われたために、泉源の枯渇が生じて温泉が利用できなくなった地域もあったそうだ。