湯楽庵的日常

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日本海・演歌の旅①

猪目洞窟でへこんだ気分は、車窓に広がる日本海が癒してくれた。
日本海は何度目だろうか。
島根県なら以前、隠岐島に渡ったことがあるし、他にも舞鶴、福井、石川、富山、新潟、秋田など日本海に面した諸方を訪れたことがある。
それでも「日本海」は南国の海とは明らかに違うオーラを放っていて、それゆえワシの旅情をかきたててくれるのである。

出雲市の北西端の観光スポット、日御碕(ひのみさき)へ車を走らせた。
めざすは東洋一の高さを誇る「出雲日御碕灯台」である。
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途中、思いがけず立派な神社が見えたので、車を止めて参拝することにした。
朱塗りの社を見ると、先日の厳島神社を思い出す。
厳島神社は回廊で結ばれた水平方向の“奥行きの景”が興味深かったかれど、この日御碕神社は斜面に社殿が展開し、その屋根から突き抜けるように大きな松の木がそびえているので、視線はおのずと垂直方向に向くのであった。

この神社の近くに、ウミネコの繁殖地で有名な「経島」(ふみしま)がある。
ウミネコといえば、北の海か日本海というイメージを持っていたワシ。
これはあながち的外れではない。国内のウミネコの繁殖地は、これからめざす「経島」と、青森県八戸の「蕪島」(かぶしま)の2か所しかない。どちらも国の天然記念物に指定されている。

日本海の潮騒とウミネコの鳴き声が聞こえるという、ド演歌のような世界に浸りたい---八代亜紀の舟歌を口ずさみながら「経島」へ向かったのである♪

しか~し! ウミネコの姿はまったく確認できなかった。
拍子抜けとはこのことをいうのだろうか。

「仕方がない・・・・灯台に行こう!」
ワシはきびすを返してダチに言った。(旅の話はさらにつづくのだ)

■後日、調べてみると、ウミネコは12月に飛来し、子育てが終わる7月には飛び去っていなくなるとのこと。
そんなことを知らずにのこのこやって来たワシって、おマヌケとしか言いようがない。
で、せめて経島の写真だけでもと思ったら、写真は一枚も撮ってなかったわけね。当時のワシの落胆ぶりがうかがえて、思わず苦笑い^^;

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by yurakuan | 2006-11-14 20:20 | ぶらり旅