翌朝----
今回の旅はJR東日本のツアー(秋田新幹線+五能線+宿のフリープラン)を利用していて、2日目には現地山岳ガイドと十二湖を周るオプショナルツアーも申し込んでいました。
ところが、このオプショナルツアーのコースは、前日にすべて踏破してしまっていたのです。
また同じところを歩くんだけど、ガイドのいろんな話を聞けるから、「まぁいいか」と思っていました。
ところが・・・・
集合場所へ到着すると、他にツアー客は誰もいません。
そんでもって、これ幸いとばかり、ガイドさんにワシが歩いたコースを説明しつつ
「もっと奥へ行ってみたい」と、ダメもとでコースの変更をお願いしてみました。
60歳代半ばの団塊の世代とおぼしき少し威厳のあるガイドさんでしたが、「いいでしょう」と快諾してくれました。
もしも他にツアー客がいたならば、こんなわがままを言うつもりはなかったのですが・・・・。
ただし、ワシも帰りの列車に間に合うためには昼までに宿へ戻らなければならないので、正味3時間弱の強行軍です。
ガイドさんはワシの脚力も考慮してコースを検討し、「ちょっと急ぎますよ。休憩なしでハードかもしれませんが」と。
もちろんワシもそれを望んでいましたから、「はい」と二つ返事で了解しました。
かくして、地元山岳ガイドと歩く十二湖フィールド探訪が始まりました。(つづく)